凄いタイトルですね(笑)。
私は霊能者としてご依頼者の皆様の問題を霊視という角度から解決したり、アドバイス、コンサルティングをしています。
ですから、日々(?)これらの経験をしていることになります。
しかし、トークのコーナーで、実際の霊障、心霊現象の話をいざしようと思うと、困ってしまうのです。原則として、ご依頼者のご相談内容については一切お話出来ませんし・・・。
でも、ホームページをご覧になる方は実際の所のことを知りたいでしょうし、今、困っている方もいますでしょうし・・・で、私の体験談でもお話してみようかと・・・。
今でこそ、霊能という能力を<聞く・視る・話す・浄化・癒す・呼ぶ・・・・>と使い分け、職業としていますが、子供の頃の私は、みんなも持っているというか、私が特異体質(笑)だとは思ってもいませんでした。兄弟・いとこなど家系的にこの体質を持っていましたし、(能力的な出方はそれぞれ違いますが・・・)当たり前の事だと思い普通に生活してました。
そんな私の記憶上の最初の心霊体験は、6歳の時になります。それ以前のことは言葉では説明できないので・・・。
それは、よくあるパターンですが、祖父の死に関する体験です。
寺の住職だった祖父は、いわゆる老衰で亡くなったのですが、生前は私から見ると物静かで、口数も少ない、いつも笑顔の人でした。一緒に遊んでくれる事は年齢的にありませんでしたが、お小遣いを貰ったりしたのを今でも覚えています。
亡くなる前日、もう最後の時・・・という事で親戚一同みな集まり、祖父の床を囲む形になりました。
子沢山家系で、孫の人数も多いのですが、年の近い幼い私達数人集まって最初に声をかけなさいと言われ、<おじいちゃん!>と口々に・・。
祖父は<はーい>と返事をしてくれるのですが、私達には、<ふぁーい>と聞こえてしまうのです。<どうしてお返事できないの?へんなの??>等、言ってしまった気がします。
そして、別の部屋に・・・。祖父が病気ということは理解しても<死>という意味が今ひとつ分かっていない私達は、大人のいないのを良い事に、はしゃぎまわり疲れて眠りました。
夜中、ふと目が開き起きると祖父が立っています。<あ!おじいちゃんだ!病気良くなったんだ。良かったね!>祖父は笑っています。疲れて動く気のない私は<誰か起こそうかな?>と思いながら見ていると、祖父は寝ているみんな一人一人の寝顔を見ているのです。私にはなぜかそれが分かりました。
また寝てしまったのでしょう・・・。朝起きてそれを伝えようとする前にみな泣いています。年の離れた従弟たち、両親、・・・。きょとんとしている私に祖父の死が伝えられました。
夕べの話を伝えると、みなまた泣きながら<お祖父ちゃんがさよなら言いにきたのよ>と・・・。何が何だか分からないまま祖父のところへ行きました。部屋を開けて祖父の姿を見てびっくりしました。
穏やかに眠っているような顔でした。驚いたのは衣装です。私が見た祖父と同じ、真っ白な着物を身に着けていたのです。
後で思うと、祖父はあの世へと逝く準備を終え、私たちの顔を見に来てくれたのでしょう・・・。密葬、本葬と執り行われましたが、その間、何回か祖父に会っているような気がします。私の祖父は成仏していますし、なにか言いたいことがあったわけではありませんが、あの世とこの世の間にいる期間、顔を見せてくれたのです。
これが私の幼いときの霊体験のひとつです。
其の2・・3・・と機会があればこのコーナーでお話していきたいと思っています。
それによって、皆さんが見えない世界を身近に感じていただければと・・・。