霊能者ヴォイス

今回のお話は、どちらかと言うと<霊障>のお話に近いかも知れません。

唐突なのですが、私は甘いものがそんなに得意ではなく、喫茶店等でもケーキやパフェ等を食べるより、サンドウィッチ等を食べる事が多いのです。もっとも美味しければ甘くても何でも食べますが・・・。
その中で<ベークドチーズケーキ>は好物で目がなく、自分でも焼いたりします。そんなチーズケーキ、これまでに何回も腐っているお話です。

最初はもうずっと前・・・ご紹介者である芸能プロの方に連れられ、あるデビュー前のタレントさんを霊視した時の事です。芸能プロの方は古い付き合いで、また霊感の強い方なのですが・・・。
<今回はちょっと強烈かもしれないが、そこを何とかお願いします。まず、会うだけ会ってください。>と前振りがあり、なるべく早くというご要望にお答えして時間を作り、いざ待ち合わせ場所に・・・。 何とか時間を作ったので、私は朝から食事を取っておらず、気を使って先方はレストランの個室の様な場所を用意してくれ、食事も用意してくれました。改めて見てみるとかわいい顔をした子です。
簡単に食事を済ませた後で、デザートを運んでくれるという事。聞くと<チーズケーキ>が・・・!! <お願いします!!大好きなんです!!> ちなみに3人の内これを選んだのは私だけ・・・。
楽しみは霊視の後・・・。霊視を始めました。これが本当に強烈で・・・、視始めるや否や耳元で<だまれ!!殺すぞ!!>と霊に凄まれるは、真横に霊が日本刀持って構えるは・・・本当に凄い事になってしまったのです。これ以上はお話出来ませんが・・・。
霊視は、時にその人が人に知られたくない様な事も出さなければいけない場合もあります。彼女もそうでした。勿論、後半は二人きりにしてもらい、他人に聴かれることのない様、配慮もしました。本当の事を話してくれなければ前に進めることが出来ません。
一通りの霊視を終えるのに3時間位掛かったでしょうか。これ以上は日を改めて行うしかありませんでした。個室とは言え、レストランでは無理です。その場で出来るすべての処置をし、終わらせました。

さて、忘れていたデザートが運ばれてきました。熱いコーヒーも・・・。霊視で色々な事が出てしまい、どうしても暗くなってしまっている彼女を何とか元気付けたいと思う気持ちはありましたが、それはプロダクションの管轄であり、彼女自身も乗り越えなければなりません。霊的な事は私でも、それ意外の事は・・・。
デザート食べながら二人が色々話している間、黙々とケーキを食べ(卑しいと思うでしょうが・・・笑)残り少しの所で・・・???あれっ??このケーキ変わってるわ・・・ブルーチーズ入りなのね。それを芸能プロの彼に伝えると・・・<まさか!!>覗き込み<これっ!カビですよ!!カビ!!>・・・。
すぐさま、店の人を呼び大騒ぎに・・・。冷たく冷えたチーズケーキ・・・今日作ったばかりのチーズケーキ・・・名の通った所のチーズケーキ・・・。腐るどころかカビが生えていたのです。周りでなく真ん中の方に・・・立派に青カビが沢山・・・。しかも私はほとんど食べてしまってます。もともと酸味があるからあまり気にも留めずに。
当然お店は支配人やら料理長やら平謝り状態・・・芸能プロの彼は激怒!!私はというと、<ざまーみろ>と言う霊の声。腐らせたのはやつらでした。彼女にはかなりの数の霊が憑いていて・・・。この件は勿論、その後きちんと終わらせましたが、その間、芸能プロの彼は吐き気と高熱に見舞われ、私にとっても大変きついお仕事となりました。

悪いものは<邪気>を発します。この邪気は物を腐らせる事ぐらい朝飯前です。<異臭>を放つ事もありますし、様々な現象を起こします。この話の他にも、大好きなチーズケーキが腐り、またパンにカビが生えている等・・・邪気による私の<食>に対する被害は沢山あります。お陰で私は食べ物の新鮮さには(?)人一倍敏感です。
邪気が出やすいものをもう一つ。それは女性の髪です。パーマや毛染め等で痛んでしまうのは仕方ないのですが、あまりにも急に痛み出したら要注意ですね。
また、腐ったものや痛みすぎた髪は、そのままにしておくと邪気を呼んでしまいます。
皆さんも気をつけてくださいね。